佐藤 祐(さとう ゆう)です。(@TSUMITATE_NISA)
2018年12月19日のソフトバンクIPOが盛大なヘマをこいたのは記録に新しいですね。
過去最大のIPOとされていたソフトバンク上場は初値1467円というまさかの公募価格割れ。
一時は1188円まで株価が下がるという経験も。
1番下まで下がった日が12月25日ということもあり、ブラッディクリスマスと呼ばれることになる。
そんなこんなでいまだに公募価格を越えることができていないソフトバンクに苛立ちを募らせている個人投資家も多いだろう。
証券会社に言われたままにIPOに参加して、爆損するなんてことになれば、溜まったものではない。
我々個人投資家はただはめられてしまったということになる。
そういった憂鬱な気分で塩漬けポーク状態のソフトバンク株をする保有している個人投資家に果たして希望はあるのだろうか?
あるとすればあの男しかいない。
そう、「宮内謙」だ。
ソフトバンク代表取締役 宮内謙
現在、ソフトバンクグループの会長兼社長は孫正義氏ですが、子会社であるソフトバンクの代表取締役 社長執行役員 兼 CEOは宮内謙氏が務めている。
ちなみに、親会社のソフトバンクグループの代表取締役副社長も務めています。
そのため、子会社のソフトバンクの経営は形だけをみれば、宮内謙氏に任されているということになる。
孫正義氏がこっそりと助言などして裏から操っているのかもしれないが、孫氏はソフトバンクグループの投資事業に力を入れており、たぶん、通信事業は宮内氏に任せているだろう。
宮内氏は、1984年に日本ソフトバンクに入社してから、孫氏の右腕としてソフトバンクの成長に大きく貢献しています。
ソフトバンクといえば、「孫正義 」というように、孫氏が注目されていますが、通信事業のソフトバンクが今後、どういった事業展開するかは宮内氏に任されているはずです。
ソフトバンクは、政府からの携帯料金引き下げの要求に対しては、ドコモやKDDIとは違い、価格の安いブランドで対応することに今のところしています。
携帯料金引き下げは、法律でも関連法案ができており、携帯の端末代と通信料金の分離をするために、行われます。
これによって、携帯会社は端末と通信料金セットで売り、その時に割り引くという今までやっていた手法が使えなくなります。
現在では、ソフトバンクやKDDIなどの携帯会社が割引やキャンペーンをすることが禁止されていますが、販売代理店は禁止されていないので、代理点で割り引きやキャンペーンをしているのが現状です。
今後、契約しているスマホの通信料金が安くなることが考えられますが、端末代に割り引きなどが適応されず、端末が高くて売れない可能性が懸念されています。
ソフトバンクでは、携帯のプランや料金の改善はすでにできており、キャリアのソフトバンク、ワイモバイル、LINEモバイルの3つのブランで価格対応をしているとしています。
ソフトバンクのこの戦略のネックになっているのが、最新端末だと安くならないことですね。
現状では、iPhoneの最新機種はキャリアであるソフトバンクでしか購入できません。
ワイモバイルやLINEモバイルでは、型落ちのiPhoneしか契約できないので、ソフトバンクだと最新機種が安く使えないというデメリットがあります。
この問題については、ソフトバンクも分かっているでしょうし、高いのが嫌なら使わなければいいという考えだと思います。
iPhoneであれば、型落ちでも十分であると考える人も増えているので、お得に安く使いたい人はワイモバイルがおすすめですね。
ソフトバンクはKDDIとドコモとは違った戦略をとることになりますが、これがうまくいくかどうかはまだわかりません。
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